プロンプトを変更するには、ホームフォルダにある「.bash_profile」というファイルを編集します。
Macでは隠しファイル(「.」が先頭についているファイル)になっていますので、気をつけてください。
プロンプトの表示内容を変更する
例)
export PS1='\# \t \w \$ '
記号 | 意味 | 例 |
---|---|---|
\h | ホスト名 | norrisMacBook-Pro |
\u | ディレクトリ(フルパス) | ~/Documents/Test |
\W | ディレクトリ | Test |
\t | 時間(24形式) | 22:50:18 |
\T | 時間(12形式) | 10:50:18 |
\@ | AM / PM | PM |
\d | 日付 | Fri May 17 |
\D | 日時 | \D{%Y/%M/%d %H:%M:%S} 2019/05/17 22:50:18 |
\# | コマンドの番号(1, 2, 3, ...) | 1 |
\n | 改行 |
文字の色や書体を変更する
例)
export PS1='装飾なし \[\e[1m\] ここは太字 \[\e[0m\] 装飾なし \$ '
値 | 効果 |
---|---|
0m | 装飾なし |
2m | 細字 |
3m | イタリック体 |
4m | 下線 |
【備考】\e[0m
は\e[m
と省略できます。
文字の色を変更する
例)
export PS1='装飾なし \[\e[32m\] ここは緑色 \[\e[0m\] 装飾なし \$ '
値 | 色 |
---|---|
30m | 黒 |
31m | 赤 |
32m | 緑 |
33m | 黄 |
34m | 青 |
35m | 紫 |
36m | 水 |
37m | 灰 |
【備考】
・39mで文字色を、49mで背景色をデフォルトに戻せます。
・40m〜47mで背景色を指定できます。
・90m〜97mでもう少し明るい文字色を指定できます。
・100m〜107mでもう少し明るい背景色を指定できます。
・色のついた文字を太字にすると色が少し明るくなります。
書体、文字色、背景色を同時に変更する
例)
export PS1='装飾なし \[\e[1;37;42m\] ここは太字、文字白、背景緑 \[\e[0m\] 装飾なし \$'
これらは ;
でつなげることができ、例えば、1;32m
と指定すると、「太字、文字色緑」となり、1;30;47m
と指定すると、「太字、文字色黒、背景白」となります。
コマンド実行後の出力終わりに改行を入れる
プロンプトの上に1行開いて表示させます。こうすると出力が(かなり)長めのコマンドを叩くときに、アウトプット先頭が見つけやすくなります。
# add a blank line after each output function add_line { if [[ -z "${PS1_NEWLINE_LOGIN}" ]]; then PS1_NEWLINE_LOGIN = true else printf '\n' fi } PROMPT_COMMAND='add_line'