今回は、コンピュータと深い関係があるアラビア数字について解説します。
アラビア数字の発見はコンピュータの実現に大きく寄与しました。
なぜなら、アラビア数字は大量の情報を簡単に表せる仕組みとなっているからです。
アラビア数字が広まった背景には、貿易量の増加がありました。
舞台は15世紀のイタリアです。
この当時、香辛料などの取引によりイタリアの経済は発展していました。
貿易が活発になると、それを記録するための数字が必要になります。
当時イタリアで使われていたのは、ローマ数字でした。
しかし、ローマ数字は使いづらい数字であり、新たな数字が求められていました。
今では当たり前のように使われているアラビア数字ですが、これによって計算は大幅に効率化されました。
アラビア数字の特徴は、同じ数字でも、書かれた場所によって意味が違うと言うことです。
これは、「何もない」を意味する「0」が発明されたおかげです。
実際の数を見ながらアラビア数字の特徴を改めて学んでいきましょう。
アラビア数字では0〜9の10種類の数字で数を表しています。
たとえば上記のように「1051」という数字があります。
これは、「1」「0」「5」「1」がそれぞれバラバラの数を表しているわけではありません。
10をいくつ掛けた数かによって桁上がりをしているため、1000が1個、100が0個、10が5個、1が1個というように考えます。
左端と右端の同じ「1」という数字でも、書かれた場所によって1000か1かという全く別の意味を表しています。
ここから、大きな数を表す場合も考えてみます。
桁数が上がったときも、「0」を付け足すだけで簡単に表せます。
「何もない」を意味する「0」を利用することで、空欄を表すことができるのです。
このようなアラビア数字の仕組みを使うことで、大量の情報を簡単に表すことができました。
「0」を使った計算と、位取り記数法の考え方は、「二進法」としてコンピュータに生かされています。
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