論理的思考を身に付けよう
論理的思考はなぜ必要なのでしょうか?
最近ではプログラミングの学習が小学校から必須科目になるなど、これも論理的思考を身に付けるための学習ですね。
仕事において論理的思考が必要になるのは「相手を納得させるため」です。(決して「相手を論破する」ためではありませんよ。)
相手を納得させるためには、いわゆる「ロジカルシンキング」とか「MECE」とか「ロジックツリー」とかの難しいことがありますが、ここでは一切触れません。
気になる方は別途学習してみてくださいね。
覚えるのはただひとつ
ここで覚えて欲しいのはただひとつ、
「〇〇だから〇〇である」
という流れで話ができるようになることです。
「〇〇である」の部分が結論です。
「〇〇だから」の部分が根拠です。
最も簡単な論理的思考は、この「〇〇だから」と「〇〇である」が両方存在していて、両者が直接繋がっている必要があります。
流れを省略しないで
じつは「直接繋がっている」というのが重要です。
例えば、
これは論理的であるとはいえません。
なんで論理的じゃないの?
コンピュータは直ぐに熱くなるし、冷却が必要なのは当然でしょ?
と思ったあなた。
それはあなたが「途中経過を知っているから」なのです。
言い換えれば、上記の説明は
「根拠」と「結論」が直接繋がっていない
のです。上記の説明の正体は、こうです。
「コンピュータは電気で動くから冷却が必要である」という結論は、上記のようにいくつかの「〇〇だから〇〇である」の組み合わせで成立しています。
このような、論理の流れの途中を省略し、最初と最後だけを提示することを論理の飛びといいます。
論理の飛びは、同様の経験や思想を持つ人同士であれば、冗長部分の省略として相手も納得することがあります。
しかし、相手が同様の経験や思想を持っているとは限りません。
相手の経験や思想が異なる場合、もしくはわからない場合、論理の飛びがあると相手が理解できない可能性があるのです。
まとめ
最初は
- 「根拠」と「結論」が共に明示されていること。
- 「根拠」が「結論」が直接繋がっていること。
この2つを強く意識するようにしましょう。
これだけで「論理的思考」はOKです!