未来エンジニア養成所Blog

月単価180万以上のプログラミング講師がプログラミングを皆に楽しんでもらうための情報をお届けします。

ITエンジニアを目指すなら、まず「手を動かす時間」を死守してほしい

ITエンジニアへの転職やスキルアップを考えている方にとって、最も大切なのは実は「何を学ぶか」よりも「どう学ぶか」なのです。

というのも、知識をインプットするだけでは現場で使える力にはなりません。

実際に手を動かして、コードを書いて、エラーに直面して、それを解決する。

この一連のプロセスこそが、本当の意味での成長につながります。


私自身、小学校の頃からプログラミングに触れ、ITエンジニアとして働いていた時期がありました。

けれども順風満帆とはいかず、途中で挫折してうつ状態になってしまったのです。

当時は「なぜ自分はできないんだろう」と自分を責め続けていました。

それでも諦めきれず、IT企業の研修講師という道に出会い、ようやく天職だと思える仕事に巡り会えました。

今は神奈川県相模原市で合同会社フェデュケーションを起業し、IT技術の楽しさを伝える日々を送っています。


この経験から言えるのは、学習を続けるうえで最も重要なのは「アウトプット重視の時間確保」だということです。

プログラミングの本を読んだり動画を見たりするインプットも大事ですが、それだけでは頭の中で理解したつもりになって終わってしまいます。

実際に自分でコードを書き、動かしてみて、思い通りにいかない部分を修正していく。

この繰り返しが何よりの学びになるのです。


たとえば、毎日30分でも構いません。

通勤時間や休憩時間、寝る前のちょっとした時間でも、スマホやパソコンでコードを書いてみる習慣をつけてみてください。

最初は簡単な計算プログラムでも、データを表示するだけの小さなアプリでもいいでしょう。

大切なのは、毎日少しずつでも手を動かし続けることです。

そうすれば、気づいたときには驚くほどスキルが身についています。


次に欠かせないのが、現役エンジニアとの交流です。

独学だけで進めていると、どうしても視野が狭くなってしまいます。

自分では正しいと思っていたやり方が、実は現場では使われていなかったり、もっと効率的な方法があったりするのです。

現役のエンジニアと話すことで、業界の最新動向や実務で求められるスキル、さらには転職市場のリアルな情報を得ることができます。


オンラインコミュニティや勉強会、技術交流イベントなど、今はさまざまな場所でエンジニア同士が交流しています。

最初は緊張するかもしれませんが、一歩踏み出してみると、同じように学習している仲間や、親切にアドバイスをくれる先輩エンジニアと出会えるはずです。

実際、私が講師として関わってきた受講者の中にも、こうした交流をきっかけに大きく成長した方が何人もいます。

彼らは技術だけでなく、モチベーションの保ち方や学習の進め方についても多くを学んでいました。


そして、もう一つ強調したいのが質問サイトの活用です。

プログラミング学習を進めていると、必ずどこかで壁にぶつかります。

エラーが解決できない、コードが思い通りに動かない、そもそも何が間違っているのか分からない。

そんなとき、一人で悩み続けるのは時間の無駄です。

質問サイトやコミュニティで聞いてみることで、驚くほどあっさり解決することがあります。


質問する際には、自分が何をしたくて、どんなコードを書いて、どんなエラーが出たのかを具体的に書くと、回答してくれる人も答えやすくなります。

また、他の人の質問とその回答を読むだけでも、かなり勉強になります。

同じような悩みを抱えている人は必ずいますし、その解決策を知ることで自分の引き出しも増えていくのです。


ここまで読んで、

「でも、忙しくて時間が取れない」

「モチベーションが続かない」

と感じる方もいるかもしれません。

そんなときこそ、目標とする未来をしっかりイメージしてみてください。

あなたがITエンジニアになったら、どんな働き方をしたいですか。

どんなプロジェクトに関わりたいですか。

どんな生活を送りたいですか。

その姿を具体的に思い描くことで、モチベーションは自然と湧いてきます。


私自身、挫折を経験したからこそ、今の自分があると思っています。

うつ状態になったときは、もう二度とIT業界には戻れないと思いました。

それでも、IT技術の楽しさを人に伝える仕事に出会い、Gallup認定ストレングスコーチとしても活動するようになりました。

人にはそれぞれ強みがあり、その強みを活かせる場所が必ずあります。

ITエンジニアという道も、その一つなのです。


実のところ、学習を始めたばかりの頃は誰もが不安を感じるものです。

「自分には向いていないのではないか」

「周りの人たちに追いつけないのではないか」

そんな気持ちになることもあるでしょう。

しかし、そこで立ち止まらずに、少しずつでも前に進み続けることが何より大切です。

一日に書けるコードがたった5行でも、それが積み重なれば1か月で150行、半年で900行になります。

その過程で得られる経験や知識は、決して無駄にはなりません。


また、学習方法も一つに固執する必要はありません。

動画で学ぶのが合う人もいれば、本で学ぶのが好きな人もいます。

オンライン講座が性に合う人もいれば、対面での講義を好む人もいるでしょう。

自分に合った学習スタイルを見つけることも、継続するための重要な要素です。

いろいろ試してみて、自分が一番楽しく学べる方法を探してみてください。


もし今、学習を始めようか迷っているなら、まず小さな一歩を踏み出してみてください。

毎日30分のアウトプット、月に1回の勉強会参加、週に1回の質問サイトチェック。

どれか一つでも構いません。

続けていくうちに、少しずつ自分の成長を実感できるようになります。

そして、気づいたときには、あなたが思い描いていた未来に近づいているはずです。


私は神奈川県相模原市という地域で、IT技術の楽しさを多くの人に知ってもらうために活動しています。

地元企業のIT人材育成やデジタル活用支援を通じて、一人でも多くの方が仕事を楽しめるようになることを願っています。

受講者の皆さん一人ひとりの夢を、これからも全力で応援していきます。

いつでも笑顔を忘れずに、一緒に成長していきましょう。

あなたの挑戦を、心から応援しています。


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