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自分の才能を活かす職業選び

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職場での自分の強み


あなたは今の職場で自分の強みを発揮していますか?

この質問に「はい」と答える人は全体の約3割です。

残りの7割は「いいえ」と答えます。

ではなぜ7割もの人たちが自分の強みを生かせない職業について人生の貴重な時間を消費し続けているのでしょうか?

答えは簡単、多くの人が生涯の大半を共にするであろう職業をなんとなくで決めているからです。

今回は、私たちがなんとなくで職業を選んでしまうことのリスクについて解説します。


自分の選んだ職業が本当に自分に合っているかわからない。

転職したいけど次はどんな仕事につけばいいんだろう、と悩んでいる人はぜひこの記事を最後までご覧ください。

何を基準に自分の職業を選べばいいか、はっきりと見えてくるでしょう。



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才能を生かすための知識と技術


前提として、強みを生かせる職業につくためには、知識や技術よりも前に才能を持っていることが最も重要です。

才能だけあれば知識も技術も不要という意味ではありません。

才能のある分野で知識を増やし技術を習得することが大切なのです。



知識とは何か


私たちは「知識」という言葉を聞くと、たくさんの専門書を読んだり講義を受けたり、とにかく机に座って勉強するような風景を思い描きます。

確かに本を読む、講義を受けるといった行為はどちらも知識を得るために必要です。

しかし、実は知識を増やすためにはもう一つ欠かせない行動があります。

それは経験することです。

事実をインプットして経験でアウトプットするからこそ身につくのです。


例えば、自転車に乗るための練習を想像してみてください。

いきなり自転車を手渡されても当然乗りこなすことはできませんよね。

まずはどのように操作すれば自転車が前に進むのかを、本を読むなり人に聞くなりしてインプットする必要があります。

しかし、本を読んだり人に聞いたりして自転車の乗り方をインプットすれば、自転車に乗れるでしょうか?

初めて自転車に乗った人は大抵バランスを崩して地面に足をつきますよね。

そこで初めて、「え?何これ、思っていたのと全然違う」と、想像と現実のギャップに唖然とします。


何をするにも、知識を増やすためには事実によるインプットと経験によるアウトプットが必要不可欠です。

右のペダルと左のペダルを交互に回して自転車を漕ぐように、事実によるインプットと経験によるアウトプットを繰り返すことが、知識を増やす最短最速の方法なのです。



技術の重要性


続いて技術について解説します。

技術とはいわゆるテクニックです。

例えば、自転車のスピードを上げるには、座席からお尻を浮かせてやや前傾姿勢になり、足に力を込めてペダルを漕ぐとスピードが上がるというのが技術です。

技術があれば試行錯誤の段階を飛ばして成果を得ることができます。

世に多く出版されているノウハウ本のほとんどは、手っ取り早く技術を習得させるための本です。


話し方の本であれば、上手な話し方について、まず最初に何の話をするかを相手に伝えてメンタルモデルを作らせるといったことや、小さいイエスを重ねると一貫性の法則に従って人はイエスと言い続けたくなるといった話し方の模範回答を知ることができます。

上手な話し方をマスターしたい人にとってはまさにチートアイテムです。


しかし、技術には落とし穴もあります。

話し方を書いたノウハウ本を読んでも、あなたがそもそも話す才能を持ち合わせているかどうかについては全く触れられていないのです。

残念ですが、どんなに話し方のノウハウ本を読んでも、実践と反省を繰り返して技術を習得しても、あなたに話す才能が備わっていなければ大きな成果を出すことは難しいでしょう。

なぜなら、何をするにもその分野における才能がある人には絶対にかなわないからです。



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自分の才能を見極める


知識と技術を高める過程で、自分の選んだ道に疑問を感じ、手を止めてしまうケースがあります。

それは、才能に恵まれていない分野の職業を選んだ時です。

例えば、自分から人に話しかけるのが苦手なのに営業職に就いたら、その人はどうなると思いますか?

同僚たちは自分よりずっと器用に仕事をこなせている。

なぜ自分だけこんなにストレスを感じているのか。

「やっぱり自分には営業なんて無理だったんだ」と、たちまち自信をなくし別の道を模索するでしょう。


才能のない分野でいくら頑張っても、才能のある人には絶対にかなわないのです。

人間は、みな人や物に対する考え方が変わることはあっても、生まれ持った才能が突然変異を起こすことはありません。

自分の才能に見切りをつけて別の道を探すのは、間違った選択ではなく、むしろ正解に近づいています。

しかし、次の職業をまたなんとなくで決めてしまうと、同じ失敗を繰り返すことになりかねません。

自分の才能をしっかりと見極めて、強みを生かせる道にシフトしなければ、いつまでも人生は好転しないでしょう。



最後に

今日この記事に出会ったあなたは、どうか進む道を間違えないでください。

今のあなたは自分の強みを発揮して毎日生き生きと活躍できていますか?

もし今ちょっとでも迷う気持ちが芽生えたのなら、あなたにはもっと別の才能が眠っているのかもしれません。