新しいことに挑戦しても、なかなか結果が見えないときこそ、実は未来への扉が少しずつ開いているのかもしれません。
今日はそんな「継続の力」について、私自身の経験を交えながらお話しします。
私がプログラミング講師として歩み始めた頃、正直なところ目の前の受講者に伝えたいことがうまく届かず、もどかしい日々が続きました。
一回の講義で劇的に理解してもらえるわけではなく、むしろ「これで本当に力になっているのだろうか」と自問自答する毎日だったんです。
それでも翌日には教室に立ち、今日できることを精一杯やる。
そうやって半年が過ぎた頃でしょうか。
ある受講者から「先生の説明、最初は難しかったけど、今では仕事で使えるようになりました」と声をかけられたとき、心の底から「続けてきて良かった」と思えました。
実は、継続することの本質は結果を急がないことにあります。
毎日たった10分でも、週に1回でも構いません。
大切なのは、昨日の自分より少しだけ前に進んでいる実感を持つことなのです。
私自身、IT企業で挫折してうつ状態になった経験があります。
あの頃は何をやっても空回りして、自分の存在価値すら見失いかけました。
けれども、そんな暗いトンネルの中でも「明日はきっと少しだけ楽になる」と信じて、一日ずつ過ごしていたんですね。
そして不思議なもので、ある時を境に世界が一変しました。
講師という天職に出会い、合同会社フェデュケーションを起業し、今では多くの方々にIT技術の楽しさを伝える立場になっています。
振り返ってみると、あの苦しい時期に諦めずコツコツと積み重ねてきたことが、今の自分を支える土台になっていたわけです。
まさに「継続は力なり」という言葉を体現した人生だったと思います。
では、なぜ継続することでこんなにも大きな変化が起きるのでしょうか。
それは、私たちが気づかないうちに経験値が蓄積され、スキルや知識が複利のように増えていくからです。
例えば、プログラミングを学び始めた受講者がいたとします。
最初の1ヶ月はコードを書くだけで精一杯かもしれません。
2ヶ月目になると少しずつ構造が見えてきます。
3ヶ月目には「こういう時はこう書けばいい」というパターンが分かり始める。
そして半年後には、自分でアプリケーションを組み立てられるようになっているんです。
この変化は一夜にして起こるものではなく、毎日の小さな積み重ねがあってこそ実現します。
ところが、多くの人は途中で諦めてしまいます。
なぜなら、成長曲線は直線ではなく指数関数的に伸びるからです。
最初の数ヶ月は変化がほとんど感じられず、「このまま続けても意味がないのでは」と不安になる時期が必ずやってきます。
でも、そこを乗り越えた先に待っているのが、予想以上のスピードで物事が動き出す瞬間なのです。
私はこれを「継続という名の魔法」と呼んでいます。
あなたも今、何か新しいことに取り組んでいるかもしれませんね。
もしかしたら、なかなか成果が見えずに焦っているかもしれません。
でも安心してください。
その焦りこそが、あなたが真剣に向き合っている証拠です。
大事なのは、今日できることを丁寧に積み重ねること。
結果はすぐに出なくても構いません。
むしろ、結果を求めすぎると心が疲れてしまいます。
私がGallup認定ストレングスコーチとして多くの方と接する中で気づいたことがあります。
それは、自分の強みを活かしながら継続している人ほど、楽しみながら成長しているということです。
苦手なことを無理に続けるよりも、得意なことや興味のあることを軸にして取り組む方が、長続きしやすいんですね。
だからこそ、自分の強みを理解することが継続の第一歩になります。
そして、もう一つ大切なことがあります。
それは、小さな成功体験を意識的に拾い集めることです。
例えば
「今日は5分だけでも勉強できた」
「昨日より少しスムーズにできた」
といった些細な進歩を、自分で認めてあげてください。
この習慣が、継続するためのエネルギーになります。
私も毎日寝る前に「今日できたこと」を3つ振り返るようにしています。
すると不思議なもので、翌日も「また少し前に進もう」という気持ちになれるんです。
もちろん、継続の道のりには必ず壁が立ちはだかります。
体調を崩したり、忙しくて時間が取れなかったり、モチベーションが下がったりすることもあるでしょう。
そんなときは、完璧を目指さなくていいんです。
一日休んだとしても、また明日から再開すればいい。
大切なのは「やめない」という選択を続けることです。
ふと立ち止まることがあっても、それは決して失敗ではありません。
むしろ、次に進むためのエネルギーを蓄える時間だと考えてみてはいかがでしょうか。
私が講師として受講者に伝えているのは、技術だけではありません。
「諦めずに続けることの大切さ」も一緒に伝えています。
なぜなら、IT技術は日々進化していて、学び続けなければすぐに置いていかれてしまうからです。
でも逆に言えば、学び続ける姿勢さえあれば、何歳からでも新しいスキルを身につけられるということでもあります。
実際、50代や60代から講義を受け始めて、今では仕事で活躍している方も大勢いらっしゃいます。
さて、ここまで読んでくださったあなたに問いかけたいのです。
今、あなたが続けていることは何ですか。
それは仕事のスキルアップかもしれませんし、趣味かもしれません。
あるいは健康づくりや人間関係を良くするための努力かもしれませんね。
どんなことであれ、その一歩一歩が未来のあなたを形作っています。
だから、結果が見えなくても焦らないでください。
継続という名の魔法が働く日は、必ずやってきます。
それがいつなのかは誰にも分かりません。
でも確実に言えるのは、続けた人だけがその瞬間を迎えられるということです。
私も毎日、受講者の成長を見守りながら、自分自身も一歩ずつ前に進んでいます。
相模原という地元で、ITの楽しさを伝えながら、一人でも多くの方が天職に出会えるよう支援を続けているところです。
最後に、あなたにエールを送ります。
新しいことを始めたあなたは、もうすでに素晴らしいスタートを切っています。
結果が出るまでの時間は、決して無駄ではありません。
その時間こそが、あなたの土台を強固にしている期間なのです。
だから今日も、明日も、その先も、一歩ずつ丁寧に前へ進んでいきましょう。
継続することこそが最大の力になりますから。
私自身、小学校からプログラミングに触れ、ITエンジニアとして働き、挫折を経験し、そして今の天職に辿り着きました。
この道のりを振り返ると、どの経験も無駄ではなかったと心から思えます。
暗いトンネルを抜けた先には、必ず光が差しています。
あなたの継続も、必ず実を結びます。
信じて、歩み続けてください。