最初に結論から言うと、私は満足できる生活を手に入れるまでに6年という長い時間を要しました。
この経験を通じて分かったのは、本物の成長には適切な時間が必要だということです。
すぐに収入が上がると謳う魅力的な広告に惑わされてはいけません。
理由は明確でした。
私は小学校時代からプログラミングを始め、ITエンジニアとして順調な道を歩んでいたつもりでした。
しかし現実は甘くありませんでした。
技術力はあっても、人とのコミュニケーションがうまくいかず、次第にうつ状態に陥ってしまったのです。
当時働いていた会社では毎日が辛くて仕方ありませんでした。
当時の私は、プロジェクトの進行が思うようにいかないとすぐにイライラしてしまい、チームメンバーとの関係も悪化の一途を辿りました。
プログラムのコードは書けるのに、なぜか人間関係だけはうまくいかない。
そんな自分に対する失望感が、日々重くのしかかっていたのです。
朝起きるのが辛く、会社に向かう足取りも重い毎日でした。
そんな時、偶然出会ったのがIT企業での研修講師という仕事でした。
最初は半信半疑でしたが、受講者の皆さんが
「分からなかったことが理解できた」
と笑顔で話してくれる瞬間に、今まで感じたことのない充実感を覚えました。
技術を人に教えることの喜び、そして学ぶことの素晴らしさを改めて実感したのです。
特に印象的だったのは、50代の受講者の方が
「今まで苦手だったExcelが楽しくなりました」
と涙ぐんでおっしゃった時のことです。
その瞬間、私の中で何かが大きく変わりました。
技術は人を幸せにするためのツールであり、それを伝える仕事こそが私の天職かもしれないと感じたのです。
その後、合同会社フェデュケーションを起業し、現在はDX学校相模原中央校を運営しています。
地域の中小企業の皆さんと一緒に、デジタル化の第一歩を支援する毎日です。
受講者の方々から
「何から始めればいいか分からなかったが、道筋が見えた」
という声をいただく度に、この仕事が天職だと確信します。
でも正直に言うと、ここまで来るのに6年もかかりました。
最初の2年はうつ状態で何も手につかない日々でした。
3年目から少しずつ講師の仕事を始めましたが、思うようにいかないことばかりでした。
初回の講義では緊張のあまり声が震え、準備したスライドの順番を間違えてしまうという失敗もありました。
受講者の皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
4年目にようやく自分なりのスタイルが見つかり、5年目で起業の準備を始め、6年目でやっと納得できる生活リズムを手に入れることができたのです。
この間、何度も諦めそうになったことがありました。
特に起業準備中は、本当にこの道で良いのか迷いに迷った時期もありました。
しかし振り返ってみると、その迷いや悩みも含めて、すべてが今の自分を形作る大切なプロセスだったのだと理解できます。
世の中には「3か月で人生が変わる」「1年で年収1000万円」といった魅力的な広告が溢れています。
実際、私も何度かそうした甘い誘惑に心を奪われそうになりました。
しかし実際のところ、本当に満足できる変化を手に入れるには、もっと時間がかかるものです。
私の経験から言えるのは、急激な変化よりも、着実に積み重ねた経験の方が長期的には価値があるということです。
今では全国56校、2000社以上が受講するDX学校のネットワークの一員として、地域の企業様にIT人材育成やDXサポートを提供しています。
Gallup認定ストレングスコーチとしても活動し、仕事を楽しめる人たちを増やすことが目標になりました。
振り返ってみると、あの苦しい6年間があったからこそ、今の充実した毎日があるのだと思います。
最近では、地域の製造業の社長さんから
「DXって難しいと思っていたけれど、一歩ずつ進めていけば良いんですね」
とおっしゃっていただきました。
まさにその通りです。
何事も一歩ずつ、確実に前進することが重要なのです。
もしあなたが今、思うような結果が出ずに悩んでいるなら、焦らないでください。
本当の成長には時間が必要です。
私のように6年かかることもありますし、人によってはもっと短い期間で結果を出せるかもしれません。
大切なのは、自分のペースで確実に前進し続けることです。
周りの人と比較して焦る必要はありません。
相模原市という地元で、多くの中小企業の皆さんと一緒に歩む中で学んだのは、すぐに結果を求めるのではなく、長期的な視点で取り組む重要性でした。
DX化も人材育成も、一朝一夕にはいきません。
しかし適切なサポートと時間をかけることで、必ず成果は現れます。
ある日、講義を受講された経理担当の方が数か月後に
「あの時教えていただいたことが、今の業務で本当に役に立っています」
と報告してくださいました。
その時、改めて思いました。
本当の価値は時間をかけて育まれるものなのだと。
最後に、私が6年間で学んだ最も大切なことをお伝えします。
それは「決して無駄な時間はない」ということです。
挫折も失敗も、すべては今の自分を作る大切な経験でした。
甘い言葉に惑わされることなく、自分なりのペースで着実に歩み続けることが、本当の満足につながるのです。
あなたの人生にも、きっと必要な時間があるはずです。
その時間を大切にして、一歩一歩確実に前進していきましょう。
私も相模原の地で、皆さんと一緒に成長し続けていきます。
ちなみに、私が今このように前向きに話せるのは、過去の失敗を受け入れることができたからです。
エンジニア時代の挫折も、講師として最初にうまくいかなかった日々も、すべてが今の財産になっています。
時には回り道に見える道こそが、実は最短ルートだったりするものです。
これも大切な学びでした。
皆さんにも、焦らずに自分だけの道のりを歩んでいただきたいと思います。
そして何か困った時は、いつでも相談してください。
私は相模原でお待ちしています。
一緒に着実に成長していきましょう。
きっと。