講師として日々実感しているのは、プログラミングを学ぶ人たちの想像以上の熱意です。
「今度こそ挫折しないで続けたい」
「転職のために絶対にスキルを身につけたい」
「副業で稼げるようになりたい」
そんな真剣な想いを持った受講者の方々と毎日向き合っています。
その熱意に応えたい、頑張りを必ず実らせたいという気持ちが、私の講師としての原動力になっているのです。
なぜなら、IT技術の楽しさを伝えることこそが、この仕事を選んだ理由だからです。
受講者の成長を支えるこの仕事が心から大好きだと、改めて感じる日々を送っています。
実は、私自身も挫折を経験した一人でした。
小学校時代からプログラミングに触れ、順調にITエンジニアとしてのキャリアを歩んでいたつもりでした。
ところが、ある時期に大きな壁にぶつかり、うつ状態になってしまったのです。
「自分にはこの仕事は向いていない」と感じ、IT業界から離れることさえ考えました。
しかし、そんな私に転機が訪れました。
偶然の機会で企業研修の講師を任される機会があったのです。
最初は不安でいっぱいでした。
「技術的な知識は十分だろうか」
「受講者に伝わる説明ができるだろうか」
そんな心配を抱えながらの講義でした。
ところが、講義を進めるうちに大きな発見がありました。
受講者の「わかった」という瞬間の表情を見たとき、今まで感じたことのない充実感に包まれたのです。
技術を一方的に使うのではなく、人に伝え、共有することの喜びを知った瞬間でした。
その日を境に、私の人生は大きく変わりました。
これこそが自分の天職だと確信し、本格的に講師の道を歩み始めたのです。
後に合同会社フェデュケーションを起業し、より多くの人にIT技術の楽しさを伝える活動を始めました。
今では、まさにえびす顔で毎日を過ごせています。
講師として活動する中で気づいたのは、受講者一人ひとりが異なる背景と目標を持っているということでした。
転職を目指す30代の会社員、副業を考える主婦、将来に不安を感じる20代の若者。
それぞれが違った想いでプログラミングと向き合っています。
ある受講者は
「今の仕事に将来性を感じられない」
と相談してくれました。
また別の方は
「子育てが一段落したので、手に職をつけたい」
と話されていました。
皆さんの話を聞いていると、プログラミングは単なる技術習得ではなく、人生を変える手段として捉えられているのだと実感します。
そんな受講者の想いに触れるたび、私は身の引き締まる思いがします。
なぜなら、彼らの貴重な時間と努力を預かっているという責任の重さを感じるからです。
だからこそ、一つ一つの講義に全力で取り組み、理解しやすい説明を心がけています。
特に心がけているのは、技術的な内容を日常生活に置き換えて説明することです。
例えば、変数の概念を説明するときは「情報を入れておく箱のようなもの」と表現します。
関数については「特定の作業を自動化してくれる便利な道具」といった具合にです。
こうした工夫をするのは、私自身が挫折を経験しているからかもしれません。
難しい専門用語ばかりで説明されると、どんなに優秀な人でも理解が追いつかなくなってしまいます。
むしろ、身近な例を使って説明した方が、本質的な理解につながるのです。
また、受講者の質問に対しても、決して「それは基本的なことです」といった言い方はしません。
なぜなら、質問をするには勇気が必要だからです。
特にプログラミング初心者の方にとって、わからないことを声に出すのは勇気のいることです。
その勇気を大切にしたいと思っています。
実際に、講義後のアンケートで
「質問しやすい雰囲気で安心しました」
「初歩的な質問でも丁寧に答えてもらえて嬉しかった」
といった感想をいただくことがあります。
そうした声を聞くと、講師として正しい方向に進んでいるのだと確信できます。
さらに、私はGallup認定ストレングスコーチとしての知識も活用しています。
人それぞれに異なる強みがあるように、プログラミングの学び方も人によって違います。
論理的思考が得意な人、創造性に長けた人、コミュニケーション能力の高い人。
それぞれの特性を活かした学習アプローチを提案するよう心がけています。
時には、受講者から「プログラミングは自分には向いていないのかもしれません」という相談を受けることもあります。
そんなとき、私は自分の挫折体験を交えながら話をします。
「私も同じような気持ちになったことがあります。でも、向いていないのではなく、まだ自分に合った学び方を見つけていないだけかもしれません」と。
実は、先月のことですが、3か月前に「もうやめたい」と言っていた受講者から嬉しい報告がありました。
「先生のアドバイス通り、小さなプロジェクトから始めてみたら、プログラミングの楽しさがわかってきました」
というものでした。
その時の彼の笑顔は、今でも忘れることができません。
このような経験を積み重ねていく中で、私は講師という仕事の奥深さを感じています。
技術的なスキルを教えることはもちろん重要ですが、それと同じかそれ以上に大切なのが、受講者の心に寄り添うことなのです。
時には励まし、時には一緒に悩み、時には成功を共に喜ぶ。
そんな人間らしい関係性こそが、真の学習効果を生み出すのでしょう。
最近では、受講者同士のコミュニティも自然と形成されるようになりました。
講義後に残って議論を続ける姿や、SNSで学習の進捗を報告し合う様子を見ていると、単なる知識の伝達を超えた何かが生まれているのを感じます。
あなたも何か新しいことを学ぼうと考えているのではないでしょうか。
最初は不安や迷いがあるかもしれません。
それでも、その一歩を踏み出す勇気を持ってください。
学びの過程で困難に直面することもあるでしょうが、必ず乗り越えられるはずです。
私は今後も、一人でも多くの人にIT技術の楽しさを知ってもらえるよう努力を続けていきます。
仕事を楽しめる人を増やし、人生が豊かになる方法を発信していくことが私の目標です。
受講者の皆さんの学びを全力でサポートし、共に成長していける講師でありたいと思っています。