向き不向きなんて考えすぎなくていいんです。
プログラミング学習において本当に重要なのは、まず行動することなんですから。
実際に多くの受講者を見てきた経験から言えることは、最初から「自分には向いていない」と諦めてしまう人ほど、実はプログラミングに必要な論理的思考力や問題解決能力を持っていることが多いということです。
とはいえ、そんな能力があっても行動しなければ何も始まりません。
IT業界で働いてきた中で、数え切れないほどの人たちと出会いました。
その中には最初「絶対に無理だ」と言っていた人が、半年後には見事にアプリケーションを作り上げている姿を何度も目にしてきました。
一方で、理論的な知識は豊富なのに、実際にコードを書くことを避け続けた人は、結局プログラミングを習得できませんでした。
ここで重要なのは、プログラミングは筋トレのようなものだということです。
毎日少しずつでも継続することで、確実に力がついていきます。
最初は10行のコードを書くのに2時間かかっていたとしても、1か月後には同じコードを30分で書けるようになるでしょう。
悩んでいる時間があるなら、まず無料の学習サイトにアクセスしてみてください。
Progateやドットインストールのような初心者向けプラットフォームで、簡単な変数の宣言から始めればいいのです。
HTMLで「Hello World」と表示させるだけでも、立派な第一歩になります。
実のところ、プログラミング学習で挫折する人の多くは、完璧主義に陥りがちです。
エラーが出ることを恐れて、なかなか実際のコードを書こうとしません。
しかし、エラーこそが最高の教師なのです。
エラーメッセージを読み解いて問題を解決する過程で、本当のプログラミングスキルが身につきます。
私自身も小学校時代からプログラミングに触れていましたが、ITエンジニアとして働いていた時期に大きな挫折を経験しました。
うつ状態になってしまい、一時期はプログラミングを見るのも嫌になってしまったのです。
それでも、IT企業での研修講師という天職に出会えたことで、再びプログラミングの楽しさを思い出すことができました。
今では合同会社フェデュケーションを起業して、多くの人たちにITの楽しさを伝える活動をしています。
そこで気づいたのは、プログラミング学習において最も大切なのは、向き不向きを判断することではなく、まず手を動かしてみることだということでした。
行動を起こすことで、必ず新しい発見があります。
思っていたより簡単だったと感じることもあれば、予想以上に奥が深いと気づくこともあるでしょう。
どちらにせよ、それは実際に体験しなければ分からないことなのです。
Gallup認定ストレングスコーチとしても感じることですが、人は自分の強みを活かせる場所を見つけることで、想像以上の力を発揮できます。
プログラミングがあなたの強みを活かせる分野なのかどうかは、実際に挑戦してみなければ分かりません。
一歩踏み出す勇気を持つことで、道は必ず開けていきます。
今日からでも遅くありません。
まずは30分だけでも、プログラミング学習に時間を割いてみませんか。
その30分が、あなたの人生を豊かにする第一歩になるかもしれません。