未来エンジニア養成所Blog

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プログラミング学習で迷子になっているあなたへ、コツコツ積み重ねることの大切さを伝えたい話

プログラミングを始めたばかりの頃を振り返ると、本当に毎日が戸惑いの連続でした。

画面に表示される英語の羅列を見ても何が何だかわからず、エラーメッセージが出るたびに心が折れそうになったことを今でも鮮明に覚えています。

きっと多くの方が同じような経験をされているのではないでしょうか。


実は、この戸惑いや混乱は決して恥ずかしいことではありません。

むしろ、プログラミングを学ぶ上で必ず通る道なのです。

新しい言語を覚えるときと同じように、最初は文法がわからず、単語の意味もあやふやで、どう組み合わせれば思った通りに動くのかが全く見えてこないものです。

でも、それは誰もが経験する当然のプロセスなのです。


長年にわたって多くの受講者を見てきた経験から言えることは、プログラミングが身につく人とそうでない人の違いは、決して才能や頭の良さではないということです。

最も大きな違いは、小さな一歩を毎日続けられるかどうかにあります。

一度に大きなプロジェクトを完成させようとするのではなく、今日は変数について理解する、明日は関数の使い方を覚える、といった具合に、一つずつ確実に積み重ねていくことが何より重要なのです。


知識を積み重ねるということは、まさに積み木を重ねていくような作業です。

最初の一個目を置く時は不安定で、すぐに倒れてしまいそうに感じるかもしれません。

でも、二個目、三個目と重ねていくうちに、だんだんと安定した土台ができあがってきます。

プログラミングの学習も全く同じで、最初に覚えた基本的な概念が、後から学ぶより複雑な内容を理解するための土台となっていくのです。


ただし、知識をインプットするだけでは十分ではありません。

学んだことを実際に手を動かして試してみる、つまりアウトプットすることが絶対に欠かせません。

本を読んで理解したつもりになっていても、実際にコードを書いてみると思うように動かないことがよくあります。

これは決して理解が浅いということではなく、頭で理解することと実際に手を動かすことの間には、想像以上に大きなギャップがあるからなのです。


アウトプットの方法は様々です。

学んだことをブログに書いてみる、小さなプログラムを作ってみる、同じような学習をしている仲間と情報交換をする、といったことすべてが貴重なアウトプットになります。

特に、自分が学んだことを誰かに説明してみることは、本当に理解できているかどうかを確認する最良の方法です。

説明できないということは、まだ完全には理解できていないということの証拠でもあります。


定期的にアウトプットする習慣をつけることの重要性は、どれだけ強調してもしすぎることはありません。

週に一回でも構いませんので、その週に学んだことを振り返って、実際に何かを作ってみたり、文章にまとめてみたりする時間を作ってみてください。

最初は簡単なものでも全く問題ありません。

大切なのは継続することです。


継続するためには、無理をしないことが大切です。

毎日3時間勉強しようと決めても、仕事や家事で忙しい日が続くと、どうしても続かなくなってしまいます。

それよりも、毎日15分でも30分でも、確実に続けられる時間を設定して、その範囲内でコツコツと積み重ねていく方がはるかに効果的です。

小さな努力の積み重ねは、やがて大きな成果となって表れてきます。


プログラミング学習において挫折しそうになった時に思い出してほしいのは、今感じている困難や戸惑いは、決してあなただけが経験しているものではないということです。

プログラミングができる人たちは皆、同じような道を通ってきています。

違いがあるとすれば、諦めずに続けたかどうかだけなのです。


学習の過程では、理解できない概念に出会ったり、思うようにコードが動かなかったりして、フラストレーションを感じることも多いでしょう。

でも、そういった困難は成長のための大切なプロセスです。

エラーが出たときに、そのエラーメッセージを読んで原因を探り、修正していく作業を通じて、プログラミングの本質的な理解が深まっていきます。


また、他の人が書いたコードを読んで理解しようとすることも、非常に良い学習方法です。

最初は何をしているのか全くわからなかったコードが、知識を積み重ねていくうちに少しずつ理解できるようになってきます。

この「わからなかったことがわかるようになる」という体験は、学習を続けるモチベーションにもなります。


プログラミングの世界は日進月歩で、新しい技術や手法が次々と登場します。

そのすべてを追いかける必要はありませんが、基礎がしっかりと身についていれば、新しい技術を学ぶときも応用が利くようになります。

だからこそ、最初の段階では流行に惑わされることなく、基本をしっかりと身につけることに集中してほしいのです。


学習を続けていると、ある日突然「あ、これはこういうことだったのか」という瞬間が訪れます。

これまでバラバラだった知識がつながって、全体像が見えてくる瞬間です。

この体験は、プログラミングを学ぶ醍醐味の一つでもあります。

でも、この瞬間は一朝一夕には訪れません。

日々の小さな積み重ねがあってこそ体験できるものなのです。


時には、自分の成長を実感できずに不安になることもあるかもしれません。

昨日できたことが今日できなくなったり、以前は理解していたはずのことがわからなくなったりすることもあります。

でも、これも学習の自然なプロセスです。

知識が整理され、より深い理解へと向かっている証拠でもあります。


プログラミングを学ぶということは、新しい思考方法を身につけることでもあります。

問題を小さな要素に分解し、論理的に組み立てて解決していく思考プロセスは、プログラミング以外の場面でも役立ちます。

この思考力は、一度身につけば一生の財産となります。


受講者の方々を見ていると、最初は自信なさそうにしていた人が、数か月後には生き生きとプログラミングについて語っている姿をよく目にします。

その変化の過程には、必ず継続的な学習とアウトプットの習慣があります。

才能ではなく、習慣が人を変えるのです。


もし今、プログラミング学習で行き詰まりを感じているなら、少し立ち止まって自分がここまで学んできたことを振り返ってみてください。

最初の頃と比べて、確実にできることが増えているはずです。

その成長を認めて、自分を褒めてあげてください。

そして、明日からまた小さな一歩を踏み出してみてください。


プログラミングの道のりは決して平坦ではありませんが、コツコツと積み重ねていけば必ず上達します。

焦らず、自分のペースで、楽しみながら続けていってほしいと心から願っています。

あなたの学習の旅路を応援しています。


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