プログラミング講師として日々様々な方と接する中で、私が最も大切にしている瞬間があります。
それは受講者がコードを書き、実行して、「できた!」という表情を見せてくれる瞬間です。
その時の輝く目と満面の笑顔こそが、私にとって最高の報酬なのです。
振り返れば、私自身もITエンジニアとして17年間走り続けてきました。
技術を追い求め、必死に働いた日々。
しかし、いつしかその道のりで挫折し、うつ状態に陥ってしまったこともありました。
そんな私が再び光を見出したのは、IT企業の研修講師という仕事に出会ったときでした。
人に教えることで、自分自身も成長できる。
知識を分かち合うことで、自分も相手も豊かになれる。
その気づきが、今の私を作り上げてくれました。
プログラミングは難しいと思われがちですが、適切な伝え方と環境があれば、誰でも楽しく学ぶことができます。
私はGallup認定ストレングスコーチとしての知識も活かしながら、一人ひとりの強みを引き出す指導を心がけています。
「自分にはできない」と思っていた受講者が、少しずつ自信をつけていく姿を見るのは、この上ない喜びです。
ある日のこと。
プログラミングの基礎を教えていた40代の受講者が、自分で作ったウェブサイトを見せてくれました。
「先生のおかげで、こんなものが作れるようになりました」という言葉とともに。
その方は以前、ITに対して強い苦手意識を持っていましたが、一歩一歩進んでいくうちに、自分の可能性を広げることができたのです。
そんな変化を目の当たりにできることが、講師冥利に尽きると感じました。
合同会社フェデュケーションを立ち上げてからは、より多くの人たちにITの楽しさを知ってもらうという目標に向かって邁進しています。
テクノロジーは決して難しいものではなく、私たちの生活を豊かにするツールです。
そのことを伝えていくために、いつも笑顔を絶やさず、受講者一人ひとりと向き合っています。
プログラミングを教えるということは、単にコードの書き方を伝えることではありません。
論理的思考や問題解決能力、そして諦めない心を育むことでもあります。
受講者が「できない」から「できる」に変わる瞬間に立ち会えることは、この仕事ならではの特権だと思っています。
私自身、天職と呼べる仕事に出会えたからこそ、毎日がえびす顔で過ごせています。
人は誰しも自分の強みを活かし、やりがいを感じられる仕事に就くことで、人生はより豊かになると信じています。
だからこそ、プログラミングを通じて、受講者一人ひとりが自分の可能性を広げ、仕事を楽しめるようになってほしい。
それが私の願いです。
時には指導が難しい場面もあります。
理解が進まず、フラストレーションを感じている受講者を前にしたとき、どうすれば光を見出せるかを常に考えています。
しかし、そんな時こそ、私自身の経験が活きてきます。
かつて挫折した自分だからこそ、つまずきの気持ちがわかる。
だからこそ、諦めずに寄り添い続けることができるのです。
プログラミングの世界は日進月歩。
私自身も常に学び続けなければなりません。
しかし、それもまた喜びです。
受講者と共に成長できる環境があることに、感謝しています。
彼らから学ぶことも多く、教えることで自分自身も深く理解できるようになります。
この相互作用こそが、講師という仕事の醍醐味ではないでしょうか。
お金では買えない報酬。
それは受講者の笑顔や成長する姿、そして「ありがとう」という言葉です。
プログラミングという技術を通じて、人と人とがつながり、互いに高め合える関係性を築けることに、この上ない幸せを感じています。
これからも多くの人たちにITの魅力を伝え、仕事を楽しめる人を増やしていきたいと思います。
そして、一人でも多くの人が自分の天職を見つけ、えびす顔で過ごせる日々を手に入れられるよう、全力でサポートしていきます。