プログラミングという言語は、コンピュータとの新しい対話の扉を開いてくれます。
小学生の頃からプログラミングに触れ、17年間のITエンジニア経験を経て、現在はプログラミング講師として多くの受講者と関わる中で、この言語習得の過程が外国語学習と驚くほど似ていることに気づきました。
私たちは誰もが、母国語を自然に身につけてきました。
赤ちゃんの頃は単語を一つずつ覚え、やがて文を作り、そして会話ができるようになっていく。
その過程で特別な努力を意識することはありませんでした。
それは、日常生活の中で自然と言葉に触れ、使う機会があったからです。
プログラミングも同じような学びの過程を辿ります。
最初は基本的な命令(単語)を覚え、それらを組み合わせて簡単なプログラム(文)を作り、そして徐々に複雑な処理(会話)ができるようになっていきます。
大切なのは、毎日少しずつでも触れ続けること。
それだけで、気づかないうちにスキルは着実に向上していきます。
一時期、エンジニアとして働く中で大きな挫折を経験し、うつ状態に陥ったこともありました。
しかし、IT企業研修講師という新しい道を見出し、現在は合同会社フェデュケーションを立ち上げるまでに至りました。
この経験から、学びには「楽しさ」が不可欠だということを強く実感しています。
Gallup認定ストレングスコーチとしての経験も、この考えを裏付けています。
人それぞれに得意な学習方法があり、それを活かすことで、より効果的に新しい言語を習得することができます。
プログラミングも同様で、自分に合ったペースと方法で学ぶことが、上達への近道となります。
外国語を学ぶとき、最初から完璧な文法や発音を求めすぎる必要はありません。
まずは簡単な挨拶から始めて、少しずつコミュニケーションの範囲を広げていく。
プログラミングでも同じアプローチが有効です。
シンプルなプログラムから始めて、徐々に機能を追加していく。
そうすることで、無理なく、楽しみながら学習を続けることができます。
私の目標は、より多くの人々にITの楽しさを知ってもらうこと。
そして、仕事を楽しめる人たちを増やすことです。
プログラミングという新しい言語との出会いが、そのきっかけになればと願っています。
日々の生活の中で、私たちは知らず知らずのうちに新しい言葉を覚え、使いこなすようになっています。
スマートフォンの操作や、SNSでのコミュニケーションなども、気づけば自然にできるようになっているはずです。
プログラミングも、そんな日常の一部として受け入れていただければと思います。
常に笑顔を忘れず、楽しみながら学ぶ。
それが、プログラミング上達の秘訣です。
完璧を求めすぎず、少しずつでも継続的に触れていく。
そうすることで、いつの間にかプログラミングが自分の新しい「言語」として身についているはずです。
さあ、一緒にプログラミングという新しい言語の世界を探検してみませんか?
きっと、あなたの中にも素晴らしい可能性が眠っているはずです。