未来エンジニア養成所Blog

月単価180万以上のプログラミング講師がプログラミングを皆に楽しんでもらうための情報をお届けします。

脳を休ませる勇気 - プログラミング学習者の心得

プログラミングの世界には、不思議な魅力があります。

一度コードを書き始めると、時間を忘れるほど没頭してしまうことがあります。

小学生の頃からプログラミングに触れ、17年間のITエンジニア経験を経た今でも、その魅力は色あせることがありません。

しかし、だからこそ気をつけなければならないことがあります。

それは、適切な休息の重要性です。


プログラミングの学習において、一つのエラーと何時間も格闘することはよくある光景です。

解決できない問題に直面すると、どうしても「今すぐ解決したい」という気持ちが強くなります。

終電の時間が迫っているにもかかわらず、「あと少し」と粘り続けてしまう。

そんな経験は、私自身にも数えきれないほどあります。


しかし、興味深いことに、徹夜して解決できなかった問題が、翌日わずか30分で解決できることがあります。

なぜでしょうか。

それは、休息を取ることで、脳が新鮮な状態になり、問題を異なる角度から見ることができるようになるからです。

疲れた状態で同じことを繰り返すよりも、充分な休息を取った後で再挑戦する方が、遥かに効率的なのです。


IT企業研修講師として多くの受講者と接する中で、この「休息の重要性」を強く実感しています。

学習意欲が高い受講者ほど、休むことに罪悪感を覚えることがあります。

しかし、それは逆効果です。

適切な休息は、学習効率を高め、より深い理解につながっていきます。


私自身、かつてITエンジニアとして働いていた時期に、休息を軽視したことで体調を崩し、うつ状態に陥った経験があります。

その経験は辛いものでしたが、同時に大切な気づきをもたらしてくれました。

人間の心と体のバランスの重要性、そして休息が創造性を高める鍵となることを、身をもって学んだのです。


現在、Gallup認定ストレングスコーチとしても活動していますが、そこでも同じことを実感します。

自分の強みを最大限に活かすためには、適切な休息とリフレッシュが不可欠です。

それは、プログラミング学習においても全く同じことが言えます。


合同会社フェデュケーションを起業した際も、この考えを大切にしてきました。

ITの楽しさを多くの人に知ってもらいたい、仕事を楽しめる人を増やしたい。

そのためには、持続可能な学習環境を整えることが重要です。

休息を取ることは、決して怠けることではありません。

むしろ、より効率的に学ぶための重要な投資なのです。


プログラミングの問題解決において、しばしば「寝かせる」という表現を使います。

これは、一度問題から離れ、脳を休ませることで、新しい視点や解決策が生まれてくることを指しています。

まるで発酵食品のように、時間をかけることで、より良い結果が得られることがあるのです。


睡眠は、特に重要です。

十分な睡眠を取ることで、昼間に学んだ内容が整理され、より深い理解につながります。

また、集中力や判断力も回復し、新たな課題に効率的に取り組むことができます。

終電を逃すほど粘るよりも、早めに切り上げて十分な睡眠を取る方が、結果的には近道になることも少なくありません。


リフレッシュの方法は、人それぞれです。

散歩をする、音楽を聴く、軽い運動をする。

どんな方法でも構いません。

大切なのは、意識的に脳を休ませる時間を作ることです。

その小さな休息が、次の大きな飛躍につながっていきます。


プログラミングを学ぶ過程で、時には焦りや不安を感じることもあるでしょう。

しかし、それは誰もが通る道です。

完璧を求めすぎず、適度な休息を取りながら、着実に前進していく。

その姿勢が、長期的には最も効果的な学習方法となるのです。


人生を豊かにする方法の一つは、自分のペースを大切にすることです。

常に笑顔で学びを続けられる環境を作るためにも、休息の重要性を忘れないでください。

明日はきっと、新しい視点で問題を解決できるはずです。


phoeducation.com



【まついのLINE公式アカウントはこちらから!】
Line公式アカウント