収入を増やすための近道や魔法のような方法は存在しません。
これは、17年間のITエンジニア経験と、その後のプログラミング講師としての歩みを通じて、私が深く実感していることです。
現在は講師として満足のいく収入を得ていますが、ここに至るまでには6年という決して短くない時間が必要でした。
世の中には、短期間での収入アップを約束する魅力的な情報が溢れています。
しかし、そうした情報に飛びつくことは、却って自身の成長を妨げる可能性があります。
なぜなら、本当の意味での成功は、日々の努力と経験の積み重ねによってのみ実現できるものだからです。
私自身、エンジニアとして働いていた時期には、成功への近道を探し求めていた時期もありました。
しかし、うつ状態を経験し、一度立ち止まることを余儀なくされたことで、かえって人生の本質的な価値に気づくことができました。
それは、一見遠回りに見える道のりこそが、実は成長に必要不可欠な過程だということです。
現在のIT企業研修講師という仕事は、まさに私にとっての天職となっています。
この仕事に出会えたのも、それまでの全ての経験があってこそです。
小学生の頃からプログラミングに親しみ、エンジニアとして様々なプロジェクトに携わり、時には挫折を経験したことすべてが、今の仕事の確固たる基盤となっているのです。
Gallup認定ストレングスコーチとしての活動も、この考えをより深める機会となっています。
人それぞれに固有の強みがあり、その強みを活かせる場所で働くことができれば、自然と結果はついてくるものです。
収入の増加も、その結果の一つとして実現されていくのです。
合同会社フェデュケーションを起業したのも、この経験に基づく確信があったからです。
一時的な収入増加ではなく、持続可能な形で人生を豊かにしていく方法があると信じています。
それは、日々の努力と学びを通じて、確実に自身の価値を高めていく道筋です。
プログラミング講師として多くの受講者と接する中で、この考えはより一層強固なものとなっています。
技術の習得に近道はありません。
しかし、一つひとつのステップを着実に踏んでいくことで、必ず成長は実現できます。
そして、その成長が確実な収入につながる土台となっていくのです。
私が日々の研修で心がけているのは、受講者の方々にこの本質を伝えることです。
短期的な技術の習得だけでなく、長期的な視点での成長を意識することが重要です。
それぞれの段階で得られる学びは、決して無駄にはなりません。
むしろ、将来の成功への必要不可欠な要素となるのです。
IT技術の世界は日々進化し続けています。
その中で持続的な成功を収めるためには、地道な努力と継続的な学習が欠かせません。
しかし、それは決して苦行である必要はありません。
好きなことを追求し、自身の強みを活かせる場所で働くことができれば、努力そのものが喜びとなるのです。
これからも、一人でも多くの人が自分らしい成功への道を見つけられるよう、支援を続けていきたいと思います。
それは、私自身の経験から得た学びを社会に還元していく方法でもあります。
笑顔で仕事ができる人を増やしていくこと、それが私の使命であり、喜びでもあるのです。