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【Git&GitHub】新しいブランチを作成(git branchコマンド)

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新しいブランチを作成しよう

今回は新しいブランチを作成する方法について解説します。


ブランチを新規に追加するコマンドは「git branch」コマンドになります。

$ git branch <ブランチ名>


例えば、featureブランチを作りたい場合は

$ git branch feature

と入力します。


このコマンドで注意して欲しいことは、ブランチを作成するだけで、ブランチの切り替えまでは行わないということについて注意してください。


では実際にイメージで押さえておきましょう。


今、色々とコミットが続いてきて、そしてブランチとしてはmainブランチだけがある。

そして、今mainブランチにいる。

つまり、HEADはmainブランチにあるという状況だとします。


そこで「git branch feature」コマンドを入力すると、新しくfeatureというブランチが作られます。

git branch


ここで確認しておいて欲しいのは、

  • git branchコマンドで新しくfeatureというブランチが作られたということ。
  • HEADはあくまでmainブランチの場所にあって、今自分がいるブランチというのはまだmainのままだということ。

の2点です。


ではここでブランチの一覧を表示するコマンドについても見ておきましょう。


ブランチの運用をしていると、今何のブランチだったっけなと言うのを確認したくなることが良くあるので、このコマンドも知っておいてください。


ブランチの一覧を表示するコマンドは、

$ git branch

になります。


「git branch」の後に何も入力しないと、今あるブランチの一覧を表示することができます。


ちなみに、すべてのブランチを表示したい時は

$ git branch -a

と入力します。


「-a」はallの略です。


これをすると何が変わるかというと、リモートリポジトリも表示することができるようになります。

この「git branch」コマンドも「git branch -a」コマンドも何のブランチがあるかを確認したい時に使うようにしてみてください。


今回もイメージで押さえておきましょう。


今は前回と同じ状況で、mainブランチとfeatureブランチがある状況だとします。

そこで「git branch」コマンドを入力すると、mainとfeatureという2つが表示されます。

今あるブランチはmainとfeatureブランチなので、その全部のブランチが表示されたということになります。

git branch


実際にやってみよう

では実際にターミナルで実践していきましょう。


いつもの「git_tutorial」ディレクトリに移動します。

そこで今あるブランチの状態をまず確認してみます。

「git branch」と入力してみます。

$ git branch
* main


今はmainブランチしかないので、mainと表示されています。


ではここで、featureブランチを新しく作ってみましょう。

「git branch feature」と入力します。

$ git branch feature


これでfeatureブランチが作られました。


ちゃんと作られたかどうか確認して見ます。

先ほどと同じ「git branch」コマンドを入力します。

$ git branch
  feature
* main


すると、featureとmainというのが表示されて、featureブランチが作成されたことが確認できます。


なお、今いるブランチに関しては「*」印がついている方が今いるブランチになります。

今、mainブランチの方に「*」印がついているので、mainブランチの方に自分はいて、もう一つ別のブランチとして、featureブランチがあるということが分かります。


ちなみに、それぞれのブランチがどのコミットを指しているかということは、「git log」コマンドを使うことで確認できます。

もし確認したいことがあった場合は「git log --oneline --decorate」というのを入力してみてください。

「--oneline」は「git log」を1行で表示するというだけで、どのブランチがどのコミットを指しているかと言うことは「--decorate」オブションで確認することができます。


では実際にやってみましょう。

$ git log --oneline --decorate
80dc6e9 (HEAD -> main, origin/main, feature) Update home.html
bd0605c Create home.html
61073d5 git commit --amendを追記
046df59 .gitignoreファイルを追加
a0fd302 git diffを追記
d7db51d git statusコマンドを追記
c9b5690 Initial commit


一行目に注目してください。


この「80dc6e9」というコミットに対して、HEADがmainで、mainを指しているということがわかります。


その後ろのorigin/mainというので、GitHubのoriginリポジトリのmainブランチを指していると言うことがわかります。


最後のfeatureブランチもここに書いてあるので、featureブランチも同じこのコミットを指しているということがわかります。


この「git log --decorate」コマンドは特に覚えておく必要はないのですが、もし確認したいことがあったら、こちらのコマンドで確認できます。


今回知って欲しいことは、「git branch」コマンドで一覧表示ができ、「git branch <ブランチ名>」で新しいブランチを作成することができるということでした。


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