Gitのインストール(Mac OS編)
実はMacにはデフォルトでGitがインストールされていますので、ちゃんとインストールされているのかを確認していきましょう。
まずはターミナルを開きます。(「アプリーケーション」→「ユーティリティ」。その中の「ターミナル.app」をクリックします。)
GitにはGUIツールもありますが、ターミナルを使うとGitの機能をフル活用できるので、Gitの学習ではターミナル上で作業をするのが良いでしょう。
ターミナル上で「git version」というコマンドを入力します。インストールされているGitのバージョンが表示されるとインストールされていると言うことです。
もしインストールされていないという警告のポップアップが出て来たら、インストールされていないということなので、次の手順でインストールします。
また、Gitのバージョンが古くてアップデートしたいという場合も同様の手順でインストールします。
GitをインストールするためにGitの公式ホームページを開きます。
URLに「 https://git-scm.com/ 」を入力してもらっても良いですし、Googleで「git」と検索してもらっても良いです。
Gitの公式ホームページから「Downloads」をクリックし、その中の「Mac OS X」をクリックします。
ダウンロードされたファイルをダブルクリックで開き、インストールを開始します。
Gitのインストール(Windows編)
Gitのダウンロードページを開きます。URLに「 https://git-for-windows.github.io 」と入力してもらっても良いですし、Googleで「git for windows」と入力してもらっても良いです。
「Download」というボタンがありますので、そのボタンをクリックします。
ファイルを保存してダウンロードしていきます。
ダウンロードが完了したらファイルを開きます。
後は全てデフォルトのままインストールを進めていけば問題ありません。
インストールが完了したら「Finish」を押して画面を閉じます。
これでGitのインストールが完了です。
Gitが正しくインストールされたかを確認します。
まずは「Git Bash」というターミナルを起動します。
「すべてのプログラム」→「Git」を選択します。その中の「Git Bash」をクリックします。
Gitの操作にはGUIツールから操作する方法と、Git Bashなどのターミナルから操作する方法があるのですが、ターミナルから操作する方が、Gitの機能を活かせるのでこの講座ではターミナルから操作します。
Git Bashのターミナル上で「git version」と入力します。
Gitのバージョン名が表示されればGitが正しくインストールされています。
GitHubの登録
GitHubの公式ページを開きます。URLに「 https://github.com/ 」と入力するか、Googleで「github」と検索してください。
右上に表示される「Sign up」から登録します。
- 「Username」には自分の好きな名前を入力。
- 「Email Address」には自分のメールアドレスを入力。
- 「Password」には使用するパスワードを入力。
最後に「Creating account」をクリックします。
Gitの初期設定
Macの場合は「ターミナル」、Windowsの場合は「Git Bash」を起動してGitの初期設定を行います。
まず最初にユーザー情報を登録します。
(以降のコマンド例では先頭の「$」はプロンプトを表していますので、入力不要です)
$ git config --global user.name “XXXXXX”
と入力します。(”XXXXXX”はGitHubに登録したユーザ名です。)
次にメールアドレスを登録します。
$ git config --global user.email XXXXX@XXXXXX
と入力します。(XXXXX@XXXXXXはGitHubに登録したメールアドレスです。)
次にGitで使用するエディタを登録します。
(VSCode用の設定です)
$ git config --global core.editor 'code --wait'
と入力します。VSCode以外のエディタを使用する場合はそれぞれのエディタの名前に変更して登録します。
次にGitの初期ブランチ名を変更します。
(ブランチについては別途解説します)
$ git config --global init.defaultBranch main
最後に設定が出来ているかを確認します。
$ git config user.name XXXXXX
$ git config user.email XXXXXX@aaa.bbb.com
$ git config core.editor code --wait
$ git config init.defaultbranch main
登録した内容が表示されれば初期設定完了です。
個別の確認ではなく纏めて確認したい場合は
$ git config --list credential.helper=osxkeychain user.name=XXXXXX user.email=XXXXXX@aaa.bbb.com alias.ci=commit alias.st=status alias.br=branch alias.co=checkout core.editor=code --wait init.defaultbranch=main core.repositoryformatversion=0 core.filemode=true core.bare=false core.logallrefupdates=true core.ignorecase=true core.precomposeunicode=true
と入力します。ただし、情報量が多いの注意して下さい。
なお、今回設定した情報は、ホームディレクトリの下の .gitconfig
ファイルに保存されています。
cat ~/.gitconfig
で確認できます。
$ cat ~/.gitconfig [user] name = piketa email = noriaki.matsui@icloud.com [alias] ci = commit st = status br = branch co = checkout [core] editor = code -- wait [init] defaultBranch = main
(「cat」はファイルの内容を表示コマンドです。)
ターミナルの頻出コマンド
Gitはターミナルで作業するので、その時に絶対に覚えておいてほしいコマンドだけまとめます。
cdコマンド
ディレクトリを移動します。
lsコマンド
ディレクトリの内容を表示します。 ls -a コマンドで、隠しファイルを含めたディレクトリ全内容を表示します。
mkdirコマンド
ディレクトリを新規作成します。
rmコマンド
ファイルを削除します。
cpコマンド
ファイルをコピーします。
mvコマンド
ファイルの移動とファイル名の変更を行います。
catコマンド
ファイルの中身を表示します。
参考図書
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